(嘉義中央社)台風による被災で今年7月まで一部区間で不通となっていた南部・嘉義を走る阿里山林業鉄路で、2019年から今年までに販売した一部の記念切符の購入者を対象にした特別列車の運行が計画されている。30日からインターネットで乗車予約の受け付けが開始される。
同鉄道は09年と15年の台風で相次いで被災し、一部区間が不通になったものの、7月6日に復旧し、15年ぶりに全線での運転が再開された。27日には台風3号の影響で一部区間が再び不通となったが、8月31日に全線で復旧した。
同鉄道を運営する阿里山林業鉄路・文化資産管理処の周恒凱副処長によると、特別列車に乗車できるのは、19年12月に発売した記念切符ギフトボックスのうち107セット販売した「予約未来」記念切符または20年12月から順次発売した「3年5枚」記念切符の全5種類を購入した人。列車は来年1月15日まで上下線合わせて8本運転するという。各列車100人が乗車できる。
特別列車は、15年の台風で崩落し再建された第42号トンネルで徐行し、旧トンネルやトンネル出口の様子を観察できる他、第1スイッチでは記念撮影を行うとしている。また奮起湖名物の弁当も乗客に配られる予定だ。