(札幌中央社)札幌市で5日から9日まで行われたYOSAKOIソーラン祭りでは、台南応用科技大学(南部・台南市)のチームが踊りを披露した他、台南市がマンゴーを販売するブースを出展したり、交通部観光署(観光庁)東京事務所の鄭憶萍所長がコンテストの審査員を務めたりするなど、台湾との交流が随所で見られた。最終日の9日にはコンテストで「YOSAKOIソーラン大賞」を受賞した札幌市内の郷土芸能団体「平岸天神」に、観光署がパイナップルケーキ1年分を、台南市政府がマンゴー1年分をそれぞれ贈った。
国内外のチームが演舞を披露する同祭り。33回目の今回は250以上のチームから約2万人の踊り手が参加した。
9日夜に行われたコンテストのファイナル審査を前に、黄偉哲(こういてつ)台南市長が登壇し、大賞チームにマンゴー365個を贈ることを発表すると、会場からはうらやましがる声が上がった。ステージにはファイナル審査に進出したチームに加え、台南応用科技大など審査を受けないチームも登場し、踊りを披露した。
中央社の取材に応じた黄氏は、同大の学生らによるパフォーマンスが日本の人々を楽しくさせ、拍手を巻き起こした様子に触れ、非常に良い文化交流と都市マーケティングを成功裏に行えたと述べた。また今後、文化やスポーツ、学生交換による交流を多く行えればと話した。