(台北中央社)台北市の台北駅で7日、恒例の鉄道弁当フェスティバル(鉄路便当節)が開幕した。日本の鉄道事業者を含む53社、団体などが参加し、47種類の弁当が販売されている。
同フェスは今年で9回目の開催。主催する台湾鉄路(台鉄)は全国に6カ所ある弁当工場が作った地元の食材や文化を組み合わせた弁当を販売している。日本の鉄道事業者は東武鉄道や近鉄グループ、しなの鉄道、西武鉄道などが出展した。
この日午前3時30分から開幕を待っていたという朱さんは、中部・彰化県のレストラン「福井食堂」が出品した彰化地区の企業とコラボレーションした弁当を購入するために来場したと話した。
報道陣の取材に応じた台鉄の杜微(とび)董事長(会長)は売り上げについて、昨年は940万台湾元(約4527万円)余りだったことに触れ、今年は1千万元(約4816万円)が見込めると語った。また今年下半期は鉄道観光を積極的に推進する方針を明らかにした。
また弁当については品質や種類ともに精進していくとし、乗客に違った体験を届けると話した。10日まで開催。