(台北中央社)台北市中山区の老舗ホテル「台北アンバサダーホテル」(台北国賓大飯店)の建て替え工事で、地鎮祭が20日、現地で開かれた。同ホテルは日本でホテル事業を展開するパレスホテル(東京都千代田区)とのパートナーシップにより「アンバサダーパレスホテル台北」として生まれ変わる。開業は2028年を予定している。
1964年開業の台北アンバサダーホテルは老朽化に伴う建て替えのため、昨年9月に営業を終了。先日、解体工事が完了した。建て替えに当たり、同ホテルを運営するアンバサダーホテル(国賓大飯店)は昨年10月、パレスホテルとホテルマネジメント契約を締結した。新ホテルは地上23階、地下6階のツインタワーとする計画で、ホテルと住居フロアを備える。バーや日本料理、ステーキハウスなど7つの飲食施設もオープンする。アンバサダーホテルによれば、海外の富裕層の獲得を目指す。
地鎮祭にはアンバサダーホテルを傘下に持つ仰徳グループの許育瑞董事長(会長)とパレスホテルの吉原大介社長が出席した。許氏は、双方には共通の目標があるとし、新ホテルを台北の次なるランドマークとすることに意欲を示した。