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今年の訪台クルーズ旅客数延べ約14万人 交通部が予測 コロナ前の約9割まで回復/台湾

2023/09/20 14:19
高雄港に寄港する国際クルーズ船(台湾港務提供)
高雄港に寄港する国際クルーズ船(台湾港務提供)

(台北中央社)交通部(交通省)は19日の定例会見で、年末までに国際クルーズ船で台湾を訪れる外国人旅客数は延べ約14万人となり、新型コロナウイルス流行前の9割近くまで回復するとの予測を発表した。

台湾は3月6日、国際クルーズ船の受け入れを再開した。同部によると、これまでに寄港した国際クルーズ船数は252隻。うち南部・高雄港には106隻、北部・基隆港には100隻、離島・澎湖港には36隻、東部・花蓮港には10隻寄港した。出入国者数は42万3千人に達した。(いずれも延べ数)

同部航政司の韓振華司長は、年末までに延べ300隻以上が寄港し、出入国者数は延べ50万人になるとの見込みを示した。

同部の統計によれば、今年クルーズ船で訪台した外国人旅客のうち、約4割が香港・マカオからで、約3割が欧米から、約2割が日本からだった。経済効果は約10億台湾元(約46億円)に達するという。

韓氏は、コロナ後に初めて運航を開始した高雄と香港の2港を母港とするクルーズ船が成功したと指摘。外国人旅客は台湾に到着後、数日間滞在して個人旅行を楽しみ、航空機や船で台湾を離れることができるとし、これまで滞在時間が5~8時間だったが、さまざまな都市に足を伸ばせるようになったとし、付加価値はコロナ前よりも高まったとの認識を示した。

また今後は引き続き埠頭(ふとう)の旅客施設の改修などを進めるとした他、観光署(観光庁)も各観光地のリソースを組み合わせ、旅客にさらに多くの都市を訪れてもらえるよう、特色ある寄港地での観光プランを企画していると説明した。

(汪淑芬/編集:齊藤啓介)

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