(台北中央社)台湾で上半期最大規模の旅行見本市「台北ツーリズムエキスポ」(台北国際観光博覧会」が26日、台北市の台北世界貿易センター1館で始まった。出展した旅行会社や航空会社によれば、日本や韓国を目的地とする商品に人気が集まっているという。
同エキスポは業界団体、台北市旅行商業同業公会などが主催。今年は250社、海外の10の観光局などが出展した。29日までの4日間で30万人を動員する見通し。
開幕初日は平日にもかかわらず、大勢の来場者でごった返した。旅先体験予約サイトKlookによれば、夏休み期間の商品を目当てにした来場者が多く、購買意欲は昨年秋の台北国際トラベルフェア(台北国際旅展)より高いという。同社は、当時は新型コロナウイルスの水際対策が緩和されたばかりだったため、様子見の人が多かったのが主な原因だと分析している。旅行先は主に日本と韓国が人気で、タイや欧米に関する問い合わせも多いと明かした。
旅行会社コーラツアー(可楽旅遊)も、日本と韓国が主な人気目的地になっていると紹介する。今年の夏休みの団体ツアー料金は夏休み以外の時期に比べて3~4割値上がりしており、2019年の夏休みよりも高くなっているという。
台湾の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾(台湾虎航)によると、人気があるのは東京や大阪、ソウル、バンコク行きの航空券。整理券は正午時点で200番を突破したという。