(東京中央社)作家として活躍する中央通信社の劉克襄董事長(会長)が、高知県によって展開される観光キャンペーンの国際親善大使に任命され、17日に同県庁で浜田省司知事から委嘱状を受け取った。
同県出身の植物学者、牧野富太郎をモデルにしたNHKの連続テレビ小説が来月3日から放送されるのに合わせ、同県では25日から大型観光キャンペーン「牧野博士の新休日~らんまんの舞台・高知~」を展開する。劉氏は2019年にも「リョーマの休日~自然&体験キャンペーン」で初の国際親善大使に任命されており、同大使への就任は2度目。
牧野は日本統治時代の台湾で調査を行い、タイワンマダケを発見したりアイギョクシ(愛玉)の学名を命名したりして台湾とゆかりがある。
牧野の大ファンだという劉氏はこの日、牧野のトレードマークとされる蝶ネクタイ姿で委嘱状を受け取った。台湾と日本の友情が永遠に続くことを願った他、今回の訪問を通じて新たなことを見聞きし、高知の良さを台湾に持ち帰って伝えたいと語った。