(高雄中央社)南部・高雄市政府は2日、高雄と香港を母港とする国際クルーズ船が4月から運航を開始すると発表した。年間では78回高雄に寄港する予定で、市では約5600億米ドル(約76億円)の経済効果を見込んでいる。
シンガポールのリゾート・ワールド・クルーズが運航。毎週日・水曜日に香港を出発し、それぞれ月・木曜に高雄に到着する。日曜出発の便では高雄に4日間滞在し、木曜の便で香港に戻るプランもある。
高雄市の陳其邁(ちんきまい)市長は、乗客に台湾南部の美しい自然を知ってもらえると強調。市では地元の業者と協力して、自然や歴史、文化などを楽しむ観光プランを提供すると語り、「高雄から台湾を知る、最高の選択だ」とアピールした。
同市海洋局によると、主要な客船が寄港した際には、多言語で書かれた観光パンフレットを配布し、市内観光をPRする方針だという。