(台北、花蓮中央社)世界最大級の旅行予約サイト、ブッキング・ドットコムが7日発表した2023年版の「トラベラー・レビュー・アワード」で、東部・花蓮が「世界で最も居心地の良い都市」の2位に選ばれた。花蓮が同部門でランキング入りするのは初めて。花蓮県政府観光処は、良質で熱意のある地元の宿泊施設が評価された証しだとし、結果に喜びを示した。
同アワードは、世界の旅行者から寄せられた口コミを基に、規定の条件を満たした宿泊施設などに与えられる。「最も居心地の良い都市」は、同アワードを受賞した宿泊施設の割合によって決定された。
花蓮は、国家公園の素晴らしい景観とにぎやかなナイトマーケットで高い評価を得た。同アワードを受賞した花蓮の宿泊施設の軒数は527軒で台湾最多だった。
県観光処によれば、県はトライアスロンやロングステイなどに配慮した宿泊施設の国際認証取得を指導するなど、宿泊施設の質の向上を促してきた。同処の担当者は「育成や指導が実を結び、観光産業全体の向上を後押しした」と話した。
花蓮市のナイトマーケット、東大門福町夜市の管理委員会の担当者は、「花蓮は工場の汚染がなく、空気がきれいで、景色もきれい。宿泊施設や土産店、ナイトマーケットなどもとてもフレンドリー」だと紹介。観光関係者は皆、旅行者への感謝を抱きながらおもてなしをしているとし、世界の旅行者に花蓮に遊びに来てほしいとアピールした。
台湾各都市の宿泊施設の同アワード受賞軒数は、東部・台東が504軒で花蓮に次いで2位。南部・台南、台北、離島・澎湖県馬公と続いた。