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都市強靭性演習、モバイル通信制限を初実施 一部市民はつながりにくさを実感/台湾

2026/08/10 19:30
都市強靭(きょうじん)性演習の防空演習が10日午後、中部7県市で行われた(中央社記者撮影)
都市強靭(きょうじん)性演習の防空演習が10日午後、中部7県市で行われた(中央社記者撮影)

(台中中央社)都市強靭(きょうじん)性演習の防空演習が10日午後、中部7県市で行われた。モバイル通信の速度制限が初実施され、一部の市民からは、インターネットへのつながりにくさを実感したとの声も聞かれた。

防空演習は国軍の定例軍事演習「漢光演習」に合わせて毎年実施されており、期間中には行動が制限される。車両の走行が禁じられる他、屋外にいる場合は速やかに近くの建物に避難することが求められる。屋内外での営業や活動もしてはならない。

この日の対象地域である苗栗県、台中市、南投県、彰化県、雲林県、嘉義市、嘉義県では午後2時半にサイレンが響き渡った。道路を走行中の車両は路肩に停車し、屋外にいた人々は警察の指示に従って地下室に避難するなどした。街中は30分間にわたり、ひっそりと静まり返った。台中市政府庁舎内では、銀行やコンビニエンスストアがサイレンの音とともに消灯し、シャッターを下ろして営業を中断。利用者ら約20人は演習が終了する午後3時までコンビニ店内で待機した。

台中市政府庁舎内では、銀行やコンビニエンスストアがサイレンの音とともに消灯し、シャッターを下ろして営業を中断した(中央社記者撮影)
台中市政府庁舎内では、銀行やコンビニエンスストアがサイレンの音とともに消灯し、シャッターを下ろして営業を中断した(中央社記者撮影)

初実施されたモバイル通信の速度制限に関し、嘉義県在住の市民は「通信速度は明らかに遅くなった」と話した。通信アプリ「LINE」で画像を送ろうとしてもほとんど進まず、ネット接続もなかなかできなかったという。台中市在住のスマートフォンゲームユーザーは、画面の読み込みが進行せず、アプリにログインできなかったと報告した。

一部市民からは通信アプリ「LINE」で画像を送ろうとしてもほとんど進まず、ネット接続もなかなかできなかったとの声が上がった(中央社記者撮影)
一部市民からは通信アプリ「LINE」で画像を送ろうとしてもほとんど進まず、ネット接続もなかなかできなかったとの声が上がった(中央社記者撮影)

一方、台中市在住の別の市民は、演習中のネットへのつながりにくさは山地や地下室などでの状況と大差がなく、30分間という演習時間では影響は限定的だと指摘。演習時間を半日や1日に延長して初めて、市民や企業は影響を実感し、真剣に対策を考えるようになるのではないかとの見解を示した。

防空演習は今後、11日午後1時半~同2時に離島(金門県、連江県、澎湖県)、12日午後1時半~2時に東部(花蓮県、台東県)、13日午後2時半~3時に北部(宜蘭県、基隆市、台北市、新北市、桃園市、新竹市、新竹県)でも行われる。北部では中部と同様に、モバイル通信の速度制限も実施される。南部(台南市、高雄市、屏東県)の防空演習は7日に終了した。

(趙麗妍/編集:名切千絵)

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