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軍用犬育成の舞台裏紹介する動画公開 9月3日「軍人の日」前に/台湾

2025/09/02 17:34
訓練を受ける軍用犬(中華文化総会提供)
訓練を受ける軍用犬(中華文化総会提供)

(台北中央社)9月3日の軍人節(軍人の日)を前に、国軍で活躍する犬(軍用犬)をテーマにした動画が2日、公開された。非政府組織(NGO)中華文化総会と国防部(国防省)傘下の軍事新聞通信社(軍聞社)が制作した。かわいらしい子犬が立派な軍の犬になるまでの舞台裏を紹介している。

国防部憲兵指揮部警衛大隊の軍犬分隊は、総統府や総統が出席するイベントの会場の安全確認などを担う。軍で唯一、犬を使って反テロ・爆発物探知の任務を行う部隊でもある。

国軍は2018年から財政部関務署(財務省関税局に相当)麻薬探知犬訓練センターと協力体制を築いており、軍用犬の多くは同センターからやって来るラブラドール犬。生後2カ月から1歳まで里親の家庭で暮らして学校や駅、公園といった環境に慣れさせるとともに、人や施設への認知能力を育てる。その後、軍や消防などに配属され、麻薬探知や爆弾捜索などの専門的な訓練を積む。

動画内でハンドラー(訓練士)の王博民上士(曹長)は、軍用犬の訓練では「トラスト・ユア・ドッグ」(犬を信じろ)という有名な言葉があると紹介。犬とハンドラーは最も重要なパートナーであるとした上で、台湾の軍犬分隊のポリシーは「服従」ではなく、遊びやコミュニケーション、肯定を通じて信頼や息の合った関係を築くことにあると語った。

文化総会は報道資料を通じ、2018年から軍聞社とコラボレーションし、軍をテーマにした動画を平均で年に1本公開していると説明。軍と民間との距離を縮め、国防を人々にとって遠くないテーマにできればと期待を寄せた。

文化総会のユーチューブチャンネルやフェイスブック、インスタグラムで視聴できる。

(王宝児/編集:田中宏樹)

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影片來源:中華文化總會
軍用犬の多くは財政部関務署麻薬探知犬訓練センターからやって来るラブラドール犬(中華文化総会提供)
軍用犬の多くは財政部関務署麻薬探知犬訓練センターからやって来るラブラドール犬(中華文化総会提供)
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