離島・馬祖(連江県)で5日に芸術祭「馬祖ビエンナーレ」(馬祖国際芸術島)が開幕するのを前に、2日、ガイドらを対象にした事前研修が始まった。参加者は作品を制作したアーティスト本人や企画を担当したスタッフから詳しい説明を受けるなどし、来場者を迎える準備をしている。
主催者によれば研修に参加しているのは、ボランティアガイドや現地の観光業従事者、一般市民など約60人。3日までの2日間で、各地に展示される作品20点を見学する。
参加者らは2日、南竿郷の旧体育館で日本の現代アーティスト、柳幸典さんの大型作品「プロジェクトゴジラ2025」を見学した。スタッフが作品のストーリーなどを解説すると、熱心にメモを取ったり写真を撮ったりしていた。
馬祖で民宿を経営する女性は中央社の取材に対し、すでにイベントに関する問い合わせを受けているとした上で、実際に作品を見て回ってこそ宿泊客に正確な情報を伝えられると話した。ビエンナーレ効果による観光客の増加にも期待を寄せた。
ビエンナーレは今月5日から11月16日まで。