(台北中央社)台湾の学校では9月1日から新年度が始まる。衛生福利部(保健省)胸腔病院の副院長で作業療法士の張自強さんは、幼稚園や小学校の新入生の保護者に対し、子どもに好きな小さなおもちゃを持参させることで、安心感を与えることができるとアドバイスしている。
張さんは、休み明けの前に心身を整えることで新年度をスムーズに迎えられると紹介。特に幼稚園や小学校に初めて通う子どもを持つ家庭では、事前に園舎・校舎を見学させて環境に慣れさせたり、通園・通学バッグや文房具を一緒に準備して気持ちを切り替えさせたりするなどのサポートができるとした。
放課後には園・学校での努力や成長を認める声かけをし、自信と適応能力を伸ばすことも重要だと説明。また、十分な睡眠や感情の安定、バランスの取れた食事、日常の衛生習慣も、楽しく学び健康に成長するために欠かせないと述べた。
新学年に進級する児童・生徒にとっても、この時期は生活リズムの乱れや集中力の低下が現れやすい。張さんは、1週間かけて毎日15~30分ずつ早寝早起きに戻すことや、電子機器の使用を減らすことがポイントだと解説した。1日3食を規則正しく、野菜や果物、たんぱく質、水分を十分に摂取し、揚げ物や糖分が含まれた飲み物を控えることは、免疫力や集中力を維持する助けになると語った。
新年度は学習や人間関係でのストレスも生じがちなため、運動や深呼吸、音楽鑑賞、家族とのコミュニケーションで不安を和らげるのが良いとした上で、感情面での問題が日常生活に支障をきたし続ける場合、教師や専門家に相談して適切な支援を受けるよう呼びかけた。