(千葉中央社)幕張メッセで21日から23日まで開かれた日本のホームセンター業界最大の総合展示会「第61回JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2025」に台湾パビリオンが出展し、38社が参加した。防災関連やサステナブル製品(持続可能な製品)が多数展示され、台湾メーカーが持つ製造やカスタマイズにおける強みをアピールした。
台湾パビリオンでは、オーダーメードのヘルメットや超強力懐中電灯、FSC認証(森林認証)付きのガムテープ、キャンプ関連用品などが紹介された。
日本市場は台湾企業にとって重要な基盤とされ、ビジネスマッチングには26社が参加。各社は少なくとも2社の日本のバイヤーと商談し、日本市場の開拓と台湾ブランドの知名度向上を図った。
台湾メーカーは長年来、製造力と柔軟なカスタマイズサービスで評価されてきた。顧客との意思疎通でも高い信頼性を築き、日本のバイヤーから信用を得ている。
主催団体の日本DIY・ホームセンター協会の竹田光貴副会長は中央社に対し、日本の消費市場は近年明確に変化し、消費者は製品の便利さや安心、安全性をより一層重視するようになっていると指摘。特に災害が多発する中で、防災製品の重要性は増しているとの見方を示した。
その上で、多くの日本企業が近年、生産拠点を中国から台湾やその他の地域に移していることから、台湾の技術が重視され、日本も積極的に台湾との連携を強化していると語った。