(台北中央社)10月10日の中華民国国慶日(国家の日)を前に、祝賀行事のメインビジュアルが2日、お披露目された。日付にちなんだ二つの「十」をモチーフにしたデザインは国旗に用いられる青と赤で彩られ、色合いは昨年と比べて落ち着いたものが採用された。
祝賀行事を担当する国慶準備委員会のトップとなる主任委員は例年、立法院長(国会議長)が務める。昨年は、韓国瑜(かんこくゆ)立法院長が野党・国民党員としては9年ぶりに主任委員に就任し、「中華民国」の表記や国旗の要素が建国100年だった2011年以降では初めて取り入れられた。
今年のメインビジュアルは、「中華民国 生日快楽」(中華民国 誕生日おめでとう)の題字やその中央にあしらわれた国旗のイラスト、「Taiwan」を含む英語のメッセージは昨年と同じだが、国花であるウメは姿を消した。
メインビジュアルは準備委員会がフェイスブックページのプロフィル画像を変更する形で公開された。人々からは賛否両論のコメントが寄せられている。
祝賀式典は国慶日当日に台北市の総統府前で開催される。例年、日本からも国会議員団が出席している。