(新竹中央社)台湾本島と中国・福建省に近い離島の馬祖を結ぶ2本の海底ケーブルの断線に関し、海底ケーブルを敷設した通信大手、中華電信は2日、このうち1本の修理が完了したと発表した。すでに台湾と馬祖間で海底ケーブルによるデータ送信が再開されたとしている。
台湾と馬祖間に敷設された海底ケーブルを巡っては、1月15日に北部・桃園市と馬祖南竿をつなぐ海底ケーブル「台馬3号」が断線したのに続き、同22日には北部・新北市淡水と馬祖東引をつなぐ「台馬2号」の破損が確認された。台馬2号は先月16日にも故障が生じ、破損箇所の増加によって完全に切断された状態になった。数位発展部(デジタル発展省)は1月下旬、2本のケーブルの故障について、自然劣化によるものだとの見方を示した。
修理が完了したのは台馬3号。中華電信は、台馬3号の修理が終わり次第、台馬2号の修理に着手するとしている。