2日午後、大雨の影響で、中部・彰化県渓州郷を流れる「濁水渓」の河床で大きな砂嵐が発生した。黒い砂塵が高さ約30メートルまで舞い上がった。現地で農業を営む人は、これほど大きな砂嵐を見たのは初めてだとし、「目のかすみかと思った」と話した。
中央気象署(気象庁)は同日午後、北部・新竹から南部・台南までの地域に対して大雨特報を発表。彰化県の一部地域でも強風を伴う大雨に見舞われた。
民進党の李俊諭彰化県議は、濁水渓の河床で起こる砂嵐には黒砂が含まれ、火事で起こる濃煙のようになると指摘。県に対し、濁水渓の砂ぼこり対策を積極的に進めるよう呼びかけた。