南部・台南市に「天然の美人湯」と呼ばれる名湯がある。楠西区にある亀丹温泉だ。より多くの人に利用してもらおうと、同市は月末に温泉を使った癒やしの半日ツアーを実施する。
同市政府観光旅遊局の林国華局長は、亀丹温泉は山々に囲まれた渓谷にあり、環境がのどかな他、ミネラルが豊富な弱アルカリ性炭酸水素塩泉であることから人々に紹介する価値があると述べた。
炭酸水素塩泉は旧分類では「重曹泉」と呼ばれていた。肌の古い角質や皮脂の汚れを落とし肌をツルツルにする美肌効果があるとされている。
亀丹温泉を運営する亀丹温泉体験池の林珊毓執行長(CEO)によれば、ツアーでは温泉の他に、ストレッチ系のヨガや瞑想などに使用され、癒やしの音色を奏でる「シンキングボウル」なども体験できるという。
3日にはツアーの体験イベントがあらかじめ実施された。10人余りが豊かな自然に包まれる中、足湯をしながらシンキングボウルの演奏を聞き、心身の調和を整えた。
半日ツアーは28日に2回行われる。1回の参加人数は最大15人、費用は一人当たり499台湾元(約2400円)、時間は60分間。