(台中中央社)そのぎ茶の産地として知られる長崎県東彼杵町の岡田伊一郎町長らが18日、中部・台中市和平区を訪問し、国際的に評価の高い特産品「梨山茶」を味わい、茶葉産業の発展について話し合うなどして交流を深めた。呉万福和平区長は、国際市場開拓の基礎を築いたとしている。
和平区と東彼杵町はどちらも茶どころであることが縁で2022年に友好関係を促進する意向書を交わしている。
和平区公所(役所)は、梨山茶は高山の気候と優れた製茶技術で国内外の愛好家に支持されていると強調。今回の交流では和平区側の専門家が生産や発酵の技術、市場発展の現状などを解説した他、東彼杵町側も日本茶文化や現地の茶葉産業の特徴などを紹介し、双方の技術補完や市場開拓の機会を促進したと説明した。
呉区長は、今後も引き続き協力を深め、より多くの経済・文化交流を促し、共に茶葉産業の発展を推進したいと意欲を示した。