(台北中央社)台湾本島と中国・福建省に近い離島の馬祖を結ぶ2本の海底ケーブルのうち1本が断線したことが分かった。数位発展部(デジタル発展省)が17日、明らかにした。先月にも障害が発生していた。海底ケーブルを敷設した中華電信は、早ければ3月末までに修理を済ませるとしている。
断線したのは北部・新北市淡水と馬祖・東引をつなぐ「台馬2号」。16日正午過ぎに故障が発生した。台馬2号は先月22日にもケーブルの破損が確認されていた。中華電信によれば、すでに修理の予定を組んでいたものの、破損箇所の増加により、完全に切断された状態になった。同部は先月のケーブル破損について、自然劣化が原因だと説明している。
馬祖地域の通信は予備のシステムに切り替えたため、影響は出ていないという。
先月15日には北部・桃園市と馬祖南竿をつなぐ海底ケーブル「台馬3号」も断線した。同部や中華電信によると、台馬3号の修理は早ければ2月末に完了する予定で、台馬3号の修理が終わり次第、台馬2号の修理に着手するとしている。