(台北中央社)農業部(農業省)は16日、台湾の肉製品や果物を日本の消費者にPRしようと、埼玉西武ライオンズ本拠地のベルーナドーム(埼玉県所沢市)で「台湾農産品デー」を開催した。台湾ソーセージや肉団子(貢丸)、冷凍アテモヤ、冷凍パイナップルの試食品2000人分が来場者に振る舞われ、おいしさを伝えた。
農業部は過去にもベルーナドームで台湾産果物のPRイベントを開催するなど、西武ライオンズと共同で台湾の農産品を日本の消費者に紹介してきた。台湾の農水産物が相次いで中国から輸入を停止されていることを背景に、日本への輸出を拡大している。
球場内では豚肉製品の展示も行われた。台湾は現在、家畜伝染病「豚熱」(CSF)清浄地域認定を目指しており、来年にも国際獣疫事務局(WOAH)に申請する見込み。これにより、生鮮豚肉の輸出拡大を図る。
イベントには農業部の陳添寿(ちんてんじゅ)政務次長も参加。農業部は日本の消費者に対し、高品質で衛生的かつ独特な味わいの台湾の農産品や水産物、畜産品を引き続き紹介し、両国の農産物貿易の関係をさらに深化させたいとしている。
陳政務次長は16日東京・上野恩賜公園で同日始まった台湾文化発信イベント「TAIWAN PLUS」にも出席し、台湾の農産品をPRした。
(編集:田中宏樹)