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花蓮市と与那国町を結ぶ高速船、来年3月に試験運航へ 定期航路の開設目指す/台湾

2023/09/06 14:00
モニター越しに与那国町の糸数健一町長と握手をする花蓮市の魏嘉彦市長(花蓮市公所提供)
モニター越しに与那国町の糸数健一町長と握手をする花蓮市の魏嘉彦市長(花蓮市公所提供)

(花蓮中央社)東部・花蓮市は5日、姉妹都市の沖縄県与那国町と両地の交流についてリモート会議を開き、両地を結ぶ直通高速船に関して議論した。魏嘉彦(ぎかげん)花蓮市長によれば、来年3月に高速船の試験的な運航を計画しており、市や地元の旅行業界関係者が乗船して与那国町を訪れ、視察を行う予定だという。

リモート会議には、与那国町からは糸数健一町長が参加した。与那国町は説明資料で、両地間の直通定期航路の開設を長期的な目標として示した。

台湾と与那国町は最短直線距離で111キロしか離れていないものの、直行便は航空、海上共に開設されていない。会議後に中央社の取材に応じた魏市長によれば、花蓮市と与那国町間ではかつて直行チャーター便が運航されたこともあるが、高速船の運航は初の試みだという。

試験運航ではまず花蓮港を出発して与那国町に向かう計画で、所要時間は約3時間。与那国町での視察を終えた後、復路は与那国町の視察団も共に乗船する。詳細なスケジュールについては調整中だとしている。

魏市長によると、今年10月と12月には与那国町の小学校と中学校の児童・生徒が修学旅行でそれぞれ台湾を訪れる予定。魏市長は、両地の観光や文化面での交流の深化を願った。

(張祈/編集:名切千絵)

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