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桃園市、ウミガメ保護で「Xpark」と連携 教育・救護センター立ち上げ/台湾

2023/05/29 18:20:04
桃園市、ウミガメ保護で「Xpark」と連携 教育・救護センター立ち上げ/台湾
桃園市、ウミガメ保護で「Xpark」と連携 教育・救護センター立ち上げ/台湾

(桃園中央社)桃園市政府はウミガメの保護や関連の教育普及を目的に、横浜八景島の台湾子会社が運営する水族館「Xpark」(同市中壢区)などと共同で「桃園市ウミガメ保全教育・救護センター」を設立した。桃園だけでなく、近隣地域で救助されたウミガメの治療にも協力する。除幕式が27日、Xparkで開かれた。

市は昨年6月、Xparkと海洋野生生物の救護に関する覚書を締結した。新たに立ち上げたウミガメ救護センターには昨年12月、専用水槽2基が設置された。すでに中部・台中や北部・新竹で保護されたアオウミガメの治療と放流を行い、現在は北部・基隆で救助されたタイマイのケアに当たっているという。

Xparkを運営する台湾横浜八景島の荒川潤董事長は、センターでは負傷したウミガメを救護するだけでなく、ウミガメのライフサイクルや台湾沿岸でよく見られるウミガメの種類、ウミガメが直面している挑戦などに関する解説を設置し、ウミガメへの理解を促したい考えを示した。

センターの設置に協力した中華鯨類協会の曽鉦琮秘書長によれば、これまで桃園で救助されたウミガメの多くは基隆市の台湾海洋大学海洋生態・保育研究室に運ばれていた。だが、距離が離れているため、緊急処置のタイミングを逃しやすいという欠点があったという。

(葉臻/編集:名切千絵)

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「桃園市ウミガメ保全教育・救護センター」除幕式に出席する張善政桃園市長(左)、台湾横浜八景島の荒川潤董事長(右)ら
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