(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は16日、日本から輸入したイチゴが残留農薬の規定違反により水際検査で不合格になったと発表した。イチゴ180キロが全て積み戻しまたは廃棄処分される。
不合格になったのは埼玉産のイチゴ。台湾でイチゴへの使用が許可されていない殺虫剤シアントラニリプロールが検出された。
今年に入り、残留農薬の規定違反を理由に水際検査で不合格になった日本産イチゴは25件に上っている。不合格の原因の多くが台湾ではイチゴへの使用が認められていないフロニカミドやクロルフェナピルの規定違反となっており、台湾側は日本からの要請を受け、この2種類の農薬について残留農薬基準値の設定に向けて動く方針を示している。