(台北中央社)21日午前9時45分ごろ、東部・花蓮県万栄郷を震源とするマグニチュード(M)5.3の地震が起きた。震源の深さは7.2キロ。最大震度は同県の光復、紅葉、磯崎で観測した震度4。この地震を含め、同郷では同59分ごろまでに計4回の地震が発生した。中央気象局は、今後2日間はM3~4.5の地震が起きる可能性があるとして注意を呼びかけた。
45分に起きた地震のその他の県市ごとの最大震度は以下の通り。震度3=南投県、台東県▽震度2=嘉義県、雲林県、台中市、宜蘭県、彰化県、嘉義市、高雄市、台南市、屏東県▽震度1=苗栗県、新竹県、桃園市、新竹市、新北市、台北市。
同局によると、2回目以降の地震は同46分、同54分、同59分ごろにそれぞれ発生。マグニチュードは4.4、3.9、3.7だった。
同局地震観測センターの陳国昌主任は今回の地震について、台湾の内部に近い山脈のプレートが押されてエネルギーを放出したもので、特に心配するところはないと指摘した。
この地震の影響により、台湾鉄路管理局(台鉄)では一部区間で一部の列車が速度を落として運行した。