(台中中央社)国民党政権が市民を弾圧した1947年の「2・28事件」で市民軍を率いて政府に抵抗した鍾逸人さんが19日、死去した。享年103。
1921(大正10)年、中部・台中に生まれた。38年に留学のため日本に渡ったが、父の病気で43年に帰台。47年に2・28事件が起こると、台中の学生約400人を集めて戦い、事件後には17年の懲役に服した。刑期を終えてからは回顧録の執筆に力を注いだ。
今年1月から肺水腫で入院。19日夜、台中市内の病院で、家族に見守られながら息を引き取った。
(郝雪卿、蘇木春/編集:楊千慧)