(彰化中央社)中部・彰化県渓州郷で16日、レジャークラブ「順風飛行倶楽部」の小型飛行機が墜落し、日本人男性1人を含む2人が死亡した事故で、死亡した日本人男性は、台湾出身の母親ら家族3人と台湾旅行中、1人で飛行体験に参加し、事故に遭っていたことが分かった。
県政府警察局の関係者によると、同日午後3時23分ごろに小型飛行機が墜落したと通報があったという。現場は同クラブが使用する順風渓州飛行場から500〜600メートルの地点で、近くの住民は、機体を上昇させようとして失速し、川の近くの草地に墜落したようだと語った。
日本人男性は飛行場を見学した後に、有料の飛行体験への参加を決めたという。同クラブのウェブサイトでは、飛行体験は40分間のプランがあり、事故機のパイロットについては、かつて空軍でF16戦闘機などの操縦経験があり、退役後に同クラブの教官になったと紹介している。
事故を受け、国家運輸安全調査委員会と交通部(交通省)民用航空局は職員を派遣して原因の究明を行っている。