(台北中央社)中央感染症指揮センターは9日、新型コロナウイルスの感染が拡大している中国からの渡航者を対象に1日から実施している入国時のPCR検査について、1日から7日までの陽性率は19%だったと発表した。中国からの入国者は8259人で、1571人が陽性だった。
台湾は1日から、中国の北京、上海、成都、アモイの4都市からの直行便で入国した人と、離島の金門、馬祖地区の住民に向けた春節期間の特別往来措置の利用者を対象に、入国時検査を実施している。中国からの観光客の受け入れは再開していない。
指揮センターによれば、日別の陽性率は初日の1日には25%に達したが、7日は14.1%にまで下がり、検査開始以来最も低かった。
指揮センターの王必勝(おうひっしょう)指揮官は、同様に中国からの渡航者に対して入国時検査を実施している韓国が公表した陽性率も20%前後であることに言及し、韓国のデータと類似していると説明。今後の動向を観察していくとした。