退職後の余生にカーブミラー磨き続けた男性死去 ネットに感謝の声/台湾

2022/06/21 18:37
退職後カーブミラーを磨き続けていた張秀雄さん=新北市交通局提供
退職後カーブミラーを磨き続けていた張秀雄さん=新北市交通局提供

(新北中央社)退職後の余生を利用して台湾北部のカーブミラーを独自に清掃、整備していた張秀雄さんが8日に病気のため死去していたことが分かった。20日までに張さんの親族が明らかにした。80歳だったという。これまでに少なくとも15万カ所以上を磨いたとみられ、インターネット上には多くの感謝の声が寄せられている。

元々建築関係の仕事をしていた張さんは、かつて家族と遊びに出かけた際、交通事故を目撃。現場のカーブミラーにはクモの巣が張り付いており、これが事故につながったかもしれないと考え、「私のような高齢者でも、社会のために何かできるのではないか」との信念から、独自に清掃、整備活動を始めた。

毎朝午前3〜4時に起床。二十数枚の雑巾と脚立を持って、スクーターで出かける。北部の新北市や台北市を中心に、山道のカーブミラーも磨いた。過去のインタビューでは「できなくなるまでやり続ける」と意気込みを語っていた。

張さんの訃報が伝わると、インターネット上では感謝の言葉や「台湾で最も美しい風景です」などと死去を惜しむコメントが相次いだ。

張さんの息子は中央社の取材に、家族はとても悲しんでいるが、父親の善行を誇りに思うとの胸の内を明かした。張さんが記録していたメモによれば、清掃したカーブミラーは3年前の時点で12万カ所に達していたという。

(林治平/編集:齊藤啓介)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。