(台北中央社)台北市内で25日、台湾の挿絵画家や絵本作家を紹介する特別展が始まった。海外で評価されている作家や異なる世代のアーティストが参加しており、作品の他、作家の人物像やインスピレーションの源泉なども紹介することで、台湾のクリエーターの多様な魅力を発信する。
会場は3つのエリアに分かれており、15人のアーティストにスポットを当てたエリアでは、人気絵本作家ジミー・リャオ(幾米)さんや、村上春樹さんのエッセー「猫を棄てる 父親について語るとき」の装画と挿絵を担当した高妍(ガオ・イェン)さんらが出品。別のエリアでは、完成前の原稿やアーティストたちが創作時に聴く音楽、記憶に残っている旅などが紹介されている。
3つ目のエリアでは、台湾の作家が手掛けた絵本100冊を展示。海外で受賞したり、メディアに取り上げられたりした作品が並ぶ。
主催は台北書展基金会。来月2日に始まる本の見本市「第30回台北国際ブックフェア」(台北国際書展)に先駆け開催されている。華山1914文化創意産業園区で、来月7日まで。