(台北中央社)総統府の郭雅慧(かくがけい)報道官は25日、中華民国(台湾)と外交関係を持つアフリカ南部のエスワティニ(旧スワジランド)で、国王ムスワティ3世の即位40周年と58歳の誕生日を記念する式典が行われるのに合わせ、頼清徳(らいせいとく)総統が林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)を特使として派遣したと発表した。エスワティニ政府は現地時間同日未明、林部長が現地の空港に到着したと明らかにした。
式典には当初、頼総統が出席する予定だったが、一部の国が中国の圧力を受けて専用機の飛行許可を取り消したため、訪問を見合わせていた。
郭氏は林部長について、中華民国台湾を代表してムスワティ3世への祝意と、エスワティニ王室や同国政府、国民に対する友好の意を伝えると述べた。
またエスワティニとは国交締結から58年にわたり、医療や公衆衛生、農業、教育、女性のエンパワーメント、インフラ整備、経済貿易などの分野で密接に協力し、豊かな成果を上げてきたと強調。頼総統による特使の派遣は、両国関係への重視と、台湾が互恵と共栄の精神を堅持し、友好国との協力を深化させ、共に前進しようとする姿勢の表れだとした。
エスワティニ政府は、林部長が空港で同国閣僚の歓迎を受ける様子を写した動画をフェイスブックに投稿。現地の華僑とみられる人々も、林部長の来訪を歓迎する横断幕や中華民国国旗を掲げて出迎えていた。