(台北中央社)台湾が米国から調達する高機動ロケット砲システム「ハイマース」の第2陣18基の引き渡しが当初の予定より早い2026年に完了する見通しであることが20日までに分かった。国防部(国防省)が立法院(国会)に説明資料を提出した。
国防部の資料によれば、現時点での米国からの武器購入計画は計18件で、このうち15件が予定通り、2件が予定より遅れ、1件が予定より早く進んでいる。
遅れが生じているのは戦闘機「F16A/B」の機能更新と新型戦闘機の購入の2件。「F16A/B」の機能更新は23年末までに完了予定だったが、空対地ミサイル「AGM154C」の生産の遅れによって26年に延期された。新型戦闘機「F16V」(ブロック70)については、26年までに66機全機の納入が完了する予定だとしている。
台湾はハイマースを計29基調達しており、昨年10月に第1陣11基が台湾に到着した。第2陣は27年の引き渡しを予定していたが、予定より前倒しされる見通しとなった。