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米国から購入の「ハイマース」、26年に納入完了へ=国防部/台湾

2025/03/20 17:58
高機動ロケット砲システム「ハイマース」=中央社資料写真
高機動ロケット砲システム「ハイマース」=中央社資料写真

(台北中央社)台湾が米国から調達する高機動ロケット砲システム「ハイマース」の第2陣18基の引き渡しが当初の予定より早い2026年に完了する見通しであることが20日までに分かった。国防部(国防省)が立法院(国会)に説明資料を提出した。

国防部の資料によれば、現時点での米国からの武器購入計画は計18件で、このうち15件が予定通り、2件が予定より遅れ、1件が予定より早く進んでいる。

遅れが生じているのは戦闘機「F16A/B」の機能更新と新型戦闘機の購入の2件。「F16A/B」の機能更新は23年末までに完了予定だったが、空対地ミサイル「AGM154C」の生産の遅れによって26年に延期された。新型戦闘機「F16V」(ブロック70)については、26年までに66機全機の納入が完了する予定だとしている。

台湾はハイマースを計29基調達しており、昨年10月に第1陣11基が台湾に到着した。第2陣は27年の引き渡しを予定していたが、予定より前倒しされる見通しとなった。

(呉書緯/編集:名切千絵)

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