(ホノルル中央社)中華民国(台湾)と外交関係を有する太平洋の3カ国を訪問する頼清徳(らいせいとく)総統は11月30日朝(現地時間)、経由地の米ハワイ・ホノルルに到着した。米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)のイングリッド・ラーソン執行理事と兪大㵢(ゆだいらい)駐米代表(大使に相当)が到着した専用機に乗り込み、頼氏を出迎えた。
頼総統はハワイ到着後、宿泊先のホテルで現地華僑らの歓迎を受けた。ホテルでハワイアンシャツに着替えた後、ハワイや太平洋地域の歴史を伝える博物館「ビショップミュージアム」を訪問。台湾原住民(先住民)族を含むオーストロネシア人に関する展示などを、解説を受けながら鑑賞した。
午後はハワイ州のジョシュ・グリーン知事の付き添いの下、同州緊急事態管理庁を訪れた。真珠湾攻撃の追悼施設、アリゾナ記念館では「中華民国(台湾)総統 頼清徳」の名義で献花した。
夜には宿泊先のホテルで華僑との宴会を予定している。ハワイで2泊した後、マーシャル諸島、ツバル、経由地の米領グアム、パラオの順で巡る。