(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は5日、南米パラグアイの上院議員団と台北市の総統府で面会し、同国議会が今後も台湾を支持し続けることを望み、権威主義の拡大に共同で対抗していきたいと伝えた。パラグアイは中華民国(台湾)と外交関係を有する12カ国のうちの一つで南米では唯一。
ヌニェス議長を含む超党派の議員4人とヌニェス氏の妻が4日から5日間の日程で訪台している。
頼氏はあいさつで、同国のペニャ大統領が9月に行われた国連総会の一般討論演説で、台湾の国連システム参加を支持する姿勢を示したことなどに感謝を表明。両国は民主主義や自由の価値を共有しているとし、今後も共にこの価値を守り、世界の民主主義や平和、繁栄を促進していきたいと話した。
ヌニェス氏は訪台の目的について、両国間の歴史ある友情を改めて示すことだと言及。「兄弟の間の友情は金銭では替えられない」と述べ、中華民国の国交国に対して中華人民共和国が経済的な手段で揺さぶりをかけることをやゆした。