(台北中央社)労働部(労働省)は4月30日、2024年の新卒者の給与に関する調査結果を発表した。月給の平均は3万7千台湾元(約16万6千円)で、前年より6.4%増加した。
高校以上の学校を卒業し、初めてフルタイムの仕事に就いた人の給与についてビッグデータを基に調査した。学歴は大学卒が最も多く71.7%、大学院卒19.5%、高校卒5.9%と続いた。
学歴別の月給平均は、高卒が2万9千元(約13万円)、大卒が3万4千元(約15万3千円)、院卒が5万2千元(約23万4千円)だった。
男女別では男性が3万9千元(約17万5千円)、女性が3万6千元(約16万2千円)だった。男性の給与を100とした場合の女性の給与水準は91.3となり、前年より0.7ポイント広がった。同部は男女間の格差について、院卒の中でも情報通信技術や工学系の卒業者は64.3%が男性で、給与が比較的高い科学技術や工学関連の職に就くのも男性が多いのが主な理由だとしている。