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19日に開幕のWHO総会 台湾への招待は現時点で無し 代表団派遣へ

2025/05/01 13:55
報道陣の取材に応じる邱泰源・衛生福利部長=5月1日、台北市
報道陣の取材に応じる邱泰源・衛生福利部長=5月1日、台北市

(台北中央社)邱泰源(きゅうたいげん)衛生福利部長(保健相)は1日、スイス・ジュネーブで現地時間19日に開幕する世界保健機関(WHO)総会について、台湾への招待状は現時点では受け取っていないと述べ、例年通り代表団を現地に派遣する意向を示した。

台湾は2009年から16年までオブザーバーとしてWHO総会に参加していたが、17年以降は中国の反対で招かれていない。政府は同年以降も、新型コロナウイルス禍の20、21年を除き毎年、衛生福利部長などが率いる代表団をジュネーブに派遣している。

邱氏は立法院(国会)社会福利・衛生環境委員会の出席前に報道陣の取材に応じた。台湾がこれまで公衆衛生や医療業務に積極的に参加してきた精神にのっとり、今回も「WHO行動団」を組織して現地に派遣する予定だとした。

また、中国で対台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室は4月30日、「(台湾の与党)民進党当局が台湾独立の立場を頑固に堅持」していることなどが、「台湾地区がWHO総会に参加する政治的基盤を失うことにつながった」と主張した。これについて邱氏は、台湾の医療は最高品質で、世界各国との交流にも積極的に取り組み、多くの国の援助をしていると強調。これは基本的人権としての健康権に関わるものであり、いかなる政治的影響も受けてはいけないと語った。

(郭建伸/編集:田中宏樹)

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