(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は1日、訪台中の自民党青年局の訪問団と総統府で会談した。一行が具体的な行動で台湾と日本の関係深化への支持を示したことに感謝を述べ、台日が国防や経済、教育、文化、スポーツ、芸術などさまざまな分野で協力や交流を継続し、関係をより一層向上させられるよう期待を寄せた。
団長の中曽根康隆青年局長をはじめ、平沼正二郎衆院議員、神谷政幸参院議員らが頼総統と面会した。一行は29日から訪台している。
頼総統は、台湾は自民党青年局との交流を非常に重視していると述べ、具体的な成果がもたらされるよう願った。また、台湾海峡の平和と安定は世界の安全と繁栄に関わるとし、台日双方でインド太平洋の安定促進に関する協力や交流を進めていくことに意欲を示した。
中曽根氏は、台日間で実務上や戦略上の協力を強化していくことに強い賛同を示し、双方の交流が共通の目標に向けて進展していけるよう願った。台湾海峡の安定は東アジア、ひいては世界の平和と安定に関わるという認識を世界と各国の指導者が持つようにしなければならないとし、日本も認識を広められるよう尽力する姿勢を示した。
(編集:名切千絵)