(桃園中央社)台湾桃園地方法院(地裁)は11日、収賄などの疑いで取り調べを受けていた鄭文燦(ていぶんさん)氏の勾留と接見停止を決定した。
鄭氏の勾留を巡っては、桃園地裁が当初保釈を決めたが、検察側が不服を申し出たのを受け、台湾高等法院(高裁)が保釈の理由が不十分だとして地裁の決定を破棄。その後地裁は保釈額を増額して保釈を決めたものの、高裁は再び地裁の決定を破棄していた。
鄭氏は台湾の対中窓口機関、海峡交流基金会の董事長(会長)に先月、就任したばかり。騒動を受け7日までに辞任を届け出ている。北部・桃園市長を2014年から2期8年務めた。今年5月に幕を閉じた蔡英文(さいえいぶん)前政権の最後の行政院副院長(副首相)だった。