(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は11日、台北市の総統府で国防大学(北部・桃園市)での研修に参加しているメキシコやスペインなどスペイン語圏からの上級将校らと面会し、交流を通じてそれぞれの国家の進歩と発展を共同で促進することに期待を寄せた。
同研修にはチリやエクアドル、メキシコ、ペルー、スペインの他、中華民国(台湾)と外交関係を持つベリーズやグアテマラ、パラグアイの上級将校や警察官、行政官らが参加している。頼総統は、同研修が台湾への支持を示しているだけでなく、民主主義国家の友情をより深めていると語った。
頼総統は、同研修は台湾と友好国の間に軍事や安全保障の分野で緊密な協力関係が結ばれていることを象徴するものだと強調。中国による地域の安定への脅威が高まり続ける中、台湾海峡や周辺地域に対する嫌がらせは日増しに増えているとの認識を示し、自身の使命は国家の存続と発展を確保し、国民の命と財産の安全を守ることだと語った。
また台湾は引き続き国防力を強化し、民主主義国家との協力を強め、共同で地域の平和と安定を守ると強調。同研修の交流を通じて台湾と各国でより多くの経験を分かち合い、違った角度で新しいことを知り、世界の平和と安定の重要な力になりたいと述べた。