(高雄中央社)南部・高雄市の中信造船高鼎工場で2日、国産巡視船3隻の引き渡し式や命名式などを兼ねた式典が開かれ、蕭美琴(しょうびきん)副総統や海洋委員会の管碧玲(かんへきれい)主任委員(閣僚)が出席した。蕭氏は新たな艦艇が加わることで海上保安の任務遂行能力がさらに高まればと期待を寄せた。
この日行われたのは、安平級(600トン級)巡視船の8番船CG610「永康」の引き渡し式、新型35トン級巡視船の31番船PP3520の引き渡し式、安平級巡視船の9番船CG611の命名・進水式。CG611の名称は「長浜」と発表された。
蕭氏は、変化が多い台湾海峡周辺の情勢に対応するため、海洋委員会は巡視船艇の新造プロジェクトを通じて2018年から約426億台湾元(約2063億円)の予算を編成し、27年までの10年間で141隻の艦艇を新造していると言及。艦艇の総トン数は3万3200トン以上になるとし、艦艇国産化の精神を確実に実行していくと述べた。