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蔡総統、垂秀夫氏に勲章授与 台日関係への貢献に感謝/台湾

2024/05/09 17:16
垂秀夫氏(左)に「大綬景星勲章」を授与した蔡英文総統
垂秀夫氏(左)に「大綬景星勲章」を授与した蔡英文総統

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は9日、台北市の総統府で、垂秀夫元外務省大臣官房長に「大綬景星勲章」を授与し、台日関係への貢献をたたえ、感謝を示した。

蔡総統は垂氏について、台湾の長年の友人であり、台日関係深化の重要な推進者だと説明。2度にわたり日本の対台湾窓口機関、交流協会(現日本台湾交流協会)台北事務所に赴任したことに触れ、外交上の先見の明を持ち、台日協力のために奔走し、日本に短期滞在する台湾人のビザ免除措置を実現するなど、現在の関係発展をもたらしたと評価した。

また現在台湾と日本は互いに支え合う民主主義の手本になったとし、自由と人権の価値を分かち合い、さらに地域の平和を守る重要なパワーになっていると強調。垂氏が台日関係に堅実な基礎を築いたことに謝意を示し、今後は頻繁に台湾を訪れてほしいと語った。

垂氏は、台日の深いつながりを理解しているとし、どちらも自然災害が多く、世界的に厳しい環境下に置かれているとしながらも、互いに関心を寄せ合っていることに言及。受章を通じて台湾への一体感がより深くなったと話した。

この日は20日に総統に就任する頼清徳(らいせいとく)副総統も垂氏と面会し、今後は台日の友好関係をさらに強めて人々の感情をさらに緊密にし、経済産業での連携を深めてウィンウィン(相互利益)を生み出したいと述べた。

景星勲章は国家や社会に優れた貢献をした外国人などに贈られる。1等から9等までの等級があり、今回授与された大綬は1~3等に当たる。

(温貴香/編集:齊藤啓介)

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垂秀夫氏(左)と握手をする頼清徳副総統
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