蔡総統「台湾は軍事衝突を起こすつもりない」 国際協力の推進に意欲

2021/10/08 15:18
「玉山論壇」であいさつする蔡総統
「玉山論壇」であいさつする蔡総統

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は8日、台北市内で開かれたアジア地域の対話を促すフォーラム「玉山論壇」に出席し、インド太平洋地域の急速な成長は貿易や研究、生産の機会をもたらす一方、安全保障問題に適切に対処しなければならないと述べた。また台湾は軍事衝突を引き起こすつもりはないが、民主主義体制とライフスタイルを守るために尽力すると語った。

フォーラムは民間シンクタンク、台湾アジア交流基金会が主催。今年で5回目を迎える。今年は訪台中のアボット元オーストラリア首相も出席したほか、安倍晋三元首相が寄せたあいさつが主催者によって代読された。

蔡氏はあいさつでアボット氏の参加について、「自由と民主主義などの価値を堅持していることの表れだ」と歓迎し、国際情勢が変化し続ける中で、オーストラリアはルールを基盤とした国際秩序を守り続けていると敬意を表した。

台湾は人身売買の防止やサプライチェーンの安全のいずれにおいても貢献する能力を有しているとし、志を同じくするパートナーと協力する意思があることを強調。2016年から推進している「新南向政策」で、関係強化を目指す東南アジア諸国やオーストラリア、ニュージーランドと複数の覚書や協定を結んだほか、域内各国と共同で新型コロナウイルス対策に取り組んだと紹介。東南アジアや南アジア諸国との貿易面でも成長がみられたと成果をアピールした。

また国際協力は以前にも増して重要になっており、絶好の場所に位置している台湾は重要な役割を担うことが可能だと指摘。バイオテクノロジーや半導体などの分野においてもでも世界と協力していく意欲を示した。

蔡氏は、米国との沿岸警備における協力を通じ、海洋資源の保全や違法な漁業活動の解決に向けて取り組んでいることを例に挙げ、対外交流を推進する準備が十分にできていると語った。

(鍾佑貞/編集:齊藤啓介)

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