南部・嘉義県阿里山郷の集落でタイワンツキノワグマの出没が相次いだことを受け、農業部(農業省)林業・自然保育署嘉義分署は27日、ドラム式箱わなを2台設置したと明らかにした。捕獲に成功したら野生に返すとしている。
阿里山郷ではタイワンツキノワグマの出没について、今年に入ってから26日まで9件の報告が同署に寄せられている。今月初めにはダッパン(達邦)村の作業小屋にクマが侵入。里佳村の畑や作業小屋でも侵入の痕跡が確認された。
今月中旬以降にもクマの出没が相次ぎ、里佳村の他、楽野村や日野賀村に近い場所では、養蜂箱にかまれた痕が残っていた。
同署自然保育科の許玉青科長は、クマが確認された場所は台湾原住民(先住民)の集落にほど近いため、わなを設置したと説明。餌として果物や蜂蜜などを置いたという。
同署は、クマを寄せつけないようにするには食料の管理が非常に重要だと強調。生ごみや肥料、缶詰、インスタント麺、ペットの餌などは室内で保管し、鍵をかけておくよう呼びかけている。