中華民国ボディビル・フィットネス協会主催のボディビル・フィットネス選手権大会が22、23両日、北部・新北市で開かれた。ビキニフィットネス競技では今年、70歳以上を対象としたカテゴリーが新設され、これに72歳の林穂慈さんが筋肉美ボディと素敵な笑顔で登場し、会場を魅了した。
ビキニフィットネスは、肉体を極限まで鍛え上げ、その美しさを競うボディビルと異なり、女性らしい健康的な筋肉美が評価されるカテゴリー。ジュニアの部とマスターズの部に分かれ、マスターズの部でのこれまでの年齢制限は40~69歳だった。
5人の孫を持つ林さん。病院で糖尿病患者の健康管理などの指導を行うのが仕事。新型コロナウイルス感染症の流行中、偶然、ボディビル・フィットネス分野を経験し、約4年半で理想的なボディラインを手に入れた。
メディアの取材で、患者に食事と運動を勧めてもあまり効果がなく、特に運動については、ほとんど誰もしようとしなかったことを振り返り、フィットネス大会に参加した自身の写真を見せたら、患者たちがびっくりした上で説得され、運動を始めるようになったと笑った。
また、50歳のとき、頚椎症や腰椎すべり症などにかかり、当時はリハビリを通じて痛みを和らげるしかなかったが、ボディビル・フィットネスの筋トレメニューに接して始めて、「筋力さえあれば、多くの病を克服できることに気づいた」と紹介した。