台風18号の影響により、東部・花蓮県のせき止め湖の水があふれて起きた洪水被害で、崩落した馬太鞍渓橋が10日午後、仮復旧した。当面は重量5トン以下の車両や復興支援車両のみ通行が可能だが、川の両岸の移動時間が大幅に短縮された。
交通部(交通省)公路局によると、橋の崩落で両岸間を移動するためには20キロ以上遠回りする必要があったという。
公路局では来年1月末までに鋼鉄製の仮設橋を設置し、その後新しい橋を建設する計画で、完全復旧は2027年を予定している。
また現場では監視員を配置して24時間警戒に当たる他、上流の降雨状況や川の水位をモニタリングし、状況に応じて通行止めにするなどし、通行の安全を確保する方針。
走行可能な車両についても、実際の運用状況を見て、拡大を検討するとしている。