米国で放送されたコンテスト番組で優勝した、きらびやかなメークと衣装をまとうドラァグクイーンのニンフィア・ウインドさんが、オランダ・アムステルダムで開催されたLGBTパレードのアムステルダムプライドに参加し、多くの参加者から注目を集めた。
ニンフィアさんは結婚式のブーケをイメージした衣装で登場。観客から大きな歓声を受けた他、現地メディアの取材を受けた。
駐オランダ代表処(大使館に相当)によると、台湾が婚姻の平等の権利を重視し、社会の多様性を尊重していることをアピールするため、民間団体と協力してイベントに参加し、ニンフィアさんを招いたという。
同処の田中光(でんちゅうこう)代表(大使に相当)は、台湾の婚姻の平等は一朝一夕で実現したものではなく、政府と民間が長年努力した結果だと強調。台湾社会の自由で民主的な包容力が、若者世代に自分らしさと創造力を発揮させ、ニンフィアさんのように美しさや強さを示して世界の舞台で輝いてほしいと語った。
(編集:齊藤啓介)