台北市内では、猫と旧市街の迪化街を主役としたフォトコンテスト「猫派撮影比賽」が開催される。イベントには「迪化街が人々の家以外の『最も帰りたい場所』になれれば」との願いが込められている。
迪化街は日本時代からの古い町並みがたくさん残る市西側の大稻埕に位置する。漢方薬や乾物の店がずらりと並んでいることから、ネズミから商品を守ろうと、猫を飼育する店が多い。猫は「店長」として活躍し、次第に「店猫文化」を形成していく。
地元の老舗菓子店、李亭香がお世話になった人々や猫店長への感謝を込めて主催し、今年で2回目。テーマは「謝謝照顧」(お世話になり、ありがとう/世話をしてくれてありがとう)。応募テーマの写真の募集は27日に締め切られ、最高賞金は1万台湾元(約5万円)。また、入賞作品は同店店舗や同市内の文化施設「OLYMPUS PLAZA TAIPEI」で展示される。
昨年の初回コンテストには日本や香港在住のカメラマンからの応募もあったという。