(台北中央社)食品事業を中核とする統一グループが手掛けた台北市信義区の商業施設「ドリームプラザ」が25日、開業した。24時間営業の書店「博客来」の他、台湾最大のスターバックスコーヒーなど、200を超える店舗が出店している。
ドリームプラザは、2023年12月に賃貸契約の終了で閉店した商業施設「誠品信義店」が入居していた同グループのビルに開業した。
博客来はこれまでオンラインのみで事業を展開しており、今回初めて実店舗をオープンさせた。売り場面積は300坪を超える。スターバックスは創作カクテルバーやベーカリーなどを併設し、バリスタと来店客が交流できる場も設ける。また屋外スペースからは超高層ビルの台北101などの景色を眺められる。
建物の地下2階では同グループが運営する統一時代百貨台北店と通路でつながっており、双方合わせて広さ3000坪のグルメ街が形成された。
オープニングセレモニーで同グループの羅智先董事長(会長)は、ドリームプラザを自分自身の体や心と向き合い、人と人がつながる場所と位置付けたと説明。目標とする売上額については社会の人々に委ねるとし、時間がたてば数字が見えてくるだろうと語った。