(台北中央社)最大野党・国民党立法委員(国会議員)24人と元民衆党の新竹市長に対するリコール(解職請求)の賛否を問う住民投票が26日に行われ、内政部(内務省)警政署(警察庁)は投票が締め切られた午後4時までに全国で33件の公職人員選挙罷免法違反があったと発表した。台北市内では有名司会者で元立法委員の男性が、投票先を記した投票用紙を取材中の報道陣に見せたとし、警察の取り調べを受ける見通し。
警政署によれば、投票用紙の破損、用紙の持ち出し、内容の公表が11件、用紙の撮影、携帯電話や撮影機材の持ち込みが15件、選挙運動が7件あったという。
台北市政府警察局大安分局によると、有名司会者の男性は、公職人員選挙罷免法違反で、2年以下の懲役または拘留、あるいは20万台湾元(約100万円)以下の罰金が科される可能性があるとしている。