北部・新北市板橋区で、路面清掃車の内部に子猫が入り込み、数時間にわたる救出活動の後に無事捕獲される出来事があった。救出を行った同市動物保護防疫処が23日、報道資料で紹介した。子猫はすでに引き取り手が見つかり、新たな生活を送っている。
同処によれば、車が時速10キロ以下で走行しながら清掃を行っていたところ、作業員が猫の鳴き声を耳にしたため、すぐに停車して同処へ連絡を入れた。
猫は車体下部に入り込んでいたが、車の構造が複雑な上に、驚いた猫が動き回ってしまうため救出は困難を極めた。同処の職員がブラシ部分の確認や根気強い誘導、部品の分解などを行い、捕獲に至った。
動物保護施設「板橋動物の家」の所長によれば、猫の体重は500グラム前後で、推定生後2か月。母猫がすみかを移動する際に誤って置き去りにしてしまった可能性があるという。